市立南吉田小学校(金子正人校長)の3年生が12月の南区制80周年を盛り上げ、祝うための取組を始めた。6月27日には児童が南区役所を訪れ、区の歴史や区役所の業務内容、80周年記念事業に関する説明を受けた。児童は今後、盛り上げの具体策を考えていく。
3年生の約90人の児童は総合学習の授業を通し、南区の節目の年を盛り上げ、祝おうと考えた。具体策のヒントを得るため、南区のことを知ることが大切だとして、区役所で話を聞くことにした。区総務課によると、児童が区役所で業務内容などの話を聞くことは珍しいという。
歴史や記念事業知る
区職員から区の歴史や人口、区の花「さくら」についての説明を3択クイズを使って説明された。その後は区役所各課の業務内容が説明され、区民の生活との関係や職員の仕事に対するやりがいが語られた。
区の人口が約19万8千人であることを知った男子児童は「南区は小さいのに、これだけ多くの人がいることに驚いた」と感想を語った。学校は区役所のそばにあることから、すでに訪れたことがある児童も多く、「下の階しか行ったことがなかったので、上で何をしているかが分かって良かった」という声も聞かれた。
80周年記念事業についても説明され、様々な区民や団体が南区を盛り上げようとしていることも伝えられた。最後に80周年記念ののぼり旗が各クラスにプレゼントされ、区職員から「80周年を一緒にお祝いしましょう」と呼び掛けがあった。児童は「早く旗を教室に飾りたい」と喜んでいた。
3年生は今後、80周年を祝う方法を考える。すでに真金町第一町内会が月2回行う健康づくり活動に関心を示し、オリジナルの体操を考える企画も進めている。
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