南太田駅そばの常照寺(伊東隆司住職)で10月18日、歌手の喜納昌吉さんらが出演する「開山150年記念コンサート」が開かれた。
同寺は1873年に建立された。徳川吉宗のころ、江戸城の大奥に祀られていた鬼子母神が本堂に安置されている。
「命と平和」をテーマにしたコンサートは日蓮聖人の命日に合わせて開く「御会(おえ)式」の後に行われた。同寺の僧侶である伊東政浩さんが沖縄県の寺で住職を務めるなど、沖縄と縁があり、その中で知り合った喜納昌吉さんを横浜に招いた。
喜納さんはともに活動する吟子さんと本堂に設けられたステージに上がり、名曲「花〜すべての人の心に花を〜」などを歌った。観客の中には、頭の上で手をひねるように回す「カチャーシー」を踊る人もいて、盛り上がりを見せた。
境内では近隣の店舗がワインや揚げ物などを販売。開山150年のご朱印もあり、普段とは違った雰囲気に包まれた。
伊東政浩さんは「常照寺は横浜の発展の歴史とともに歩んできた」と振り返った。さまざまな企画でにぎわいが生まれたことに対し、「これからの"盛り上がるお寺"の可能性が見えたような気がする」と語り、コミュニティーの一翼を担う存在として、今後も地域貢献を続けたいとした。
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