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永田北在住 赤垣さん 東西戦で躍動 大学野球 選球眼、堅守みせる

スポーツ

公開:2023年11月2日

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バットとグローブを手に全国大会の優勝メダルを見せる赤垣さん。メダルは漆工芸を用いたもの
バットとグローブを手に全国大会の優勝メダルを見せる赤垣さん。メダルは漆工芸を用いたもの

 永田北在住で、日本体育大学女子軟式野球部の赤垣彩花さん(4年)が10月15日に大阪府で行われた女子軟式野球の東西大学選抜戦に出場した。

 同選抜戦は東西リーグから選出された各20人が東軍、西軍で競う対抗戦で初めて行われた。日体大からは赤垣さんのほか、佐藤愛さん、園田文乃さん、北田茉莉さんが東軍に選ばれた。外野手の赤垣さんは堅実な守備を披露し、打席では四球を選び出塁した。試合は2―2で引き分けた。

弱点補う練習で成長

 赤垣さんは小学3年の時、弟の影響で野球を始めた。六つ川小学校、永田中学校、横浜隼人高校を経て日体大に進学。生まれつきの要素が大きいとされる遠投力を伸ばすのは難しいと考え、それを補う練習に力を入れた。守備の時に内野手や捕手に最短距離で返球できるよう、打球のバウンドに合わせて素早く捕球し、そのままの勢いで投げる練習を繰り返した。

 8月に富山県で行われ、13チームが参加した「全日本大学女子野球選手権大会」では走者の進塁を防ぐ返球を見せるなど、守備練習の成果を発揮。打席ではボールの内側を捉える打撃を意識し、苦手としていた変化球にも対応し、次の打者につなぐ姿勢を貫いた。野球人生の集大成となった大会で努力の成果をみせ、仲間とともに悲願の全国制覇を成し遂げた。

挑戦後押しする教師に

 赤垣さんは週5回の練習と勉強を両立して教員免許を取得。卒業後、保健体育の教員として働く。小学6年の時、男子との体格差などから小学校で野球を引退しようと考えていた。そんな時、本紙に掲載された中学生女子野球チーム「横浜クラブ」の記事を読み、野球を続ける決心ができたという。当時の横浜クラブでコーチをしていた教員らが女子がストレスなく、野球を続けられるように親身になって活動を支える姿に感動したことが教員を目指すきっかけになった。

 「野球の指導に携わることができればうれしいが、こだわりはない。夢や目標に向かって努力する生徒の挑戦を後押しできる教師になりたい」と話し、子どもに寄り添う教育者を目指す。

東西戦に出場した(左から)佐藤さん、赤垣さん、園田さん、北田さん(日体大提供)
東西戦に出場した(左から)佐藤さん、赤垣さん、園田さん、北田さん(日体大提供)

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