白妙町第一部町内会(森貞一会長)の町内会館が10月に新設された。住民へのお披露目会が行われたほか、11月12日にみなみん(南公会堂)で行われる「横濱郷土芸能の集い」に出場する「白妙囃子」が練習場所として使用するなど、交流拠点として機運が高まる。
市立南吉田小学校のそばにある旧会館は、マンション建設による立ち退きで取り壊すことが決まった。代替地を探し、白妙町2丁目にあった駐車場の跡地に移転することが決定。建築会社などと話し合いを重ね、約1年がかりで完成させた。
使いやすさ向上
新会館は1階が倉庫で2階が交流スペース。階数は旧会館と同じだが、床暖房やシャワー室などの設備が備わる。階段の傾斜を緩やかにしたほか、交流スペースの面積を広げて多くの人が入れる仕様にした。同町内会の高木信副会長は「使いやすさを第一に作った。住民が町内会の活動に目を向けるきっかけになれば」と期待を込める。
外国人・単身者にも
同町内会は外国にルーツを持つ住民が多いが、言葉の壁などでコミュニケーションを取るのに苦労するという。コロナ禍が落ち着き、バーベキューなどの行事を再開。9月に行われたお三の宮日枝神社=山王町=の例大祭にも参加した。だが、行事に参加する人の顔ぶれがいつも同じになるという課題が残る。
森会長は「外国人や単身世帯の方々が町内会の活動に参加しやすい環境を整え、にぎやかな町内会を目指している。町内会館が新たな交流拠点になるよう、イベントを企画したい」と話す。
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