アジアの文化を学ぶ「国際理解講座」が11月2日に市立平楽中学校(若杉栄一校長、生徒数377人)で行われた。
同校は生徒の約20%が外国にルーツを持ち、日頃からグローバルな視野を養う教育を大切にしている。講座は区役所や浦舟複合福祉施設内のみなみ市民活動・多文化共生ラウンジの協力で実現。総合学習の中で行われ、1年生135人が参加し、フィリピン、インドネシア、韓国、台湾出身の講師を迎え入れ、各国の文化などを学んだ。
フィリピン出身のミシェルさんは国の自然などを紹介し、長い竹をまたぐようにステップを踏む「バンブーダンス」を生徒とともに踊ってコミュニケーションを図った。
インドネシア出身のサンニさんとソリさんは伝統舞踊「バリダンス」を紹介。サンニさんが司会進行し、煌びやかな衣装をまとったソリさんが振り付けを指導した。
韓国出身の朴ジヨンさんはハングルの読み書きを指導。生徒は自分の名前をハングルで書き、「もっと上達して韓国旅行に行きたい」などの感想が聞かれた。
台湾出身の志村禮(れい)子さんは太極拳を伝授。上半身と下半身を連動した動作を紹介し、生徒と交流を深めていた。若杉校長は「生徒が海外の文化を学び、興味を深める機会になった。教職員が一丸となり、国際的視野を持つ人材の育成に取り組んでいきたい」と話した。
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