連載コーナー25 横浜とシュウマイと私 「食欲の秋は焼きシュウマイ」
令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?
過去にない酷暑の夏が終わり、早くも秋から冬へ。熱々の蒸したてのシュウマイが恋しくなってくる季節となりました......が、今年はあえて「焼きシュウマイ」はいかがでしょう。
最近、私の中では「焼き」がちょっとしたブームです。定番の「蒸し」や「揚げ」にはない、特に豚ひき肉料理として、とても優れていると実感しています。
以前、このコラムでも触れた「ガチ中華」のお店のひとつの「焼きシュウマイ」をいただいたのですが、「蒸し」に比べて豚肉の肉汁感、ジューシーさがよりくっきり感じられ、さらにその旨みを吸った薄皮がカリッと焼かれて、香ばしさとともに異なる旨みが感じられました。あえて比較するために、焼き餃子もいただきましたが、具材がシンプルな分「焼きシュウマイ」の方が豚肉そのものの味わいをシンプルかつストレートに感じられます。「焼き餃子」とも異なる、焼き点心料理として注目されて然るべきです。
関東近辺の飲食店では「野田焼売店頂」(武蔵小杉)や「TOKYO焼売マニア」(新橋)などがあり、テイクアウトでは身近な崎陽軒の「焼焼売」(シウマイ、とは書きません)がありますが、市販の肉シュウマイでも再現は可能。餃子の要領でフライパンで蒸し焼きにするだけ。火の通りだけ気をつけていただければ、簡単に「焼きシュウマイ」が楽しめます。個人的にはぽん酢がおすすめ。ぜひお試しを!
|
|
|
|
|
|