インクルーシブ教育実践推進校 18校に拡大 県政報告 ともに学びともに育つ場の拡大 県議会議員 きしべ 都
「インクルーシブ教育実践推進校」は、誰もが大切にされ、いきいきと暮らせる「共生社会」を目指して、知的障がいのある生徒が高校で学ぶ機会を広げながら、みんなで一緒に過ごす中で、お互いのことを分かり合って成長していくことを目標にしている高校です。
県では、全国に先駆けて、2016年度から、インクルーシブ教育実践推進校の取組を進めています。来年度からは県立高校改革実施計画のIII期計画に基づき、実践推進校を14校から18校へと、さらに4校拡大します。横浜市内では城郷、霧が丘、上矢部に加え、横浜南陵、保土ケ谷、白山の6校になります。
進路指導など手厚く
これまで実践推進校に指定している県立高校14校には、特別募集により、毎年約200人の知的障がいのある生徒が入学し、各学校では全ての生徒が同じ教室で、ともに学んでいます。 推進校では、教科担当や進路担当などの教職員を増員配置し、これまで、特別募集の生徒の卒業後の進路は、昨年度、進学が約33%に上るなど、就職や職業訓練等を含め、幅広い進路実現を果たしてきています。また、毎年実施しているインクルーシブ教育推進フォーラムを通じて、保護者をはじめ県民の皆さまにも、全ての子どもたちが同じ場所で、ともに学ぶ意義を広めています。
県では昨年、当事者目線の障害福祉推進条例を定めたところですが、今後も障がいのあるなしにかかわらず、どの生徒にも必要な支援が必要な時に届くよう、取り組んでいきます。
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