万世町のリフォーム会社「松下工業所」(松下信之社長)が主催する落語・講談の会が4月7日、横浜にぎわい座=中区=で行われた。昨年9月に続いて2回目。
前半は女性講談師の田辺銀冶(ぎんや)さんが伊勢佐木町などに立ち続けた娼婦「ハマのメリーさん」を題材にした講談を披露。昨年、田辺さんが同社の松下社長から「メリーさん」の話を聞き、その独特の存在に興味を持ったことから、講談にするための取材を開始。前回は、晩年のメリーさんがデパートや洋食店で過ごしていた様子を演じた。好評だったことから、その第二弾を作った。
メリーさんと恋人の進駐軍の将校の関係を題材にし、母国へ帰国した将校を待ち続ける様子などを感情豊かに約30分間演じ、最後は「メリーさんは今でも生き続けている」と思いを述べた。田辺さんは「新作で続編を作るのは初めて」と未知の挑戦だったことを明かした。
後半は林家たけ平さんが落語を披露して会場を沸かせた。
新作に期待
同社の松下社長は「会が好評なので、今後も続けたい」とした上で「田辺さんには師匠の一鶴さんが有名になった『東京オリンピック』(参加国をすべて読み上げる内容)の2020年版を作ってほしい」と期待した。
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