区内・岡沢町にある横浜市立市民病院(鬼頭文彦院長)の一画にある「緩和ケア病棟」の全床稼動が、11月1日からスタートした。
これは、がん診療機能を向上させる運営方針の一環として、この病棟にある全てのベッド(20床)を開床。より多くの患者を受入れようというもの。対象となるのは、抗がん剤や放射線療法、または手術による治療などの区切りのついた患者や、治療そのものを希望しない人。痛みの症状はもちろん、メンタル面の苦しみ等を和らげる事が必要なこうした患者に対して、様々なケアが行われる(入院までの流れは右欄参照)。
同所は、平成18年に「がん診療連携拠点病院」として厚生労働省から指定を受けており、市民に質の高いがん医療を提供。また治療に関する最新情報の発信源として、さらには関係者の研修施設としても活用されるなど、全国でも有数の体制づくりに取り組んでいる。
「緩和ケア病棟」については平成21年に開設後、これまで10床での暫定運用が続いていたため関係者は「今後は、これまで以上にがん診療連携拠点病院としての役割を果たしていきたい」と話している。詳細問合せは【電話】045・331・1961/横浜市立市民病院(代表)まで。
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