襷(たすき)をつなぐ駅伝を通じ、地域の輪、大人と子どもの交流の輪をつなげる「新星駅伝」が、市立新井中学校(星野武彦校長)で3月16日開催された。
新井中学校文化・スポーツクラブが主催。ASCC(新井中学校区学校支援地域コーディネーター)が共催するこの大会は、2011年から行われているが、昨年は荒天により中止となったため、競技の実施は2年ぶりとなる。
当日は同中学校職員・PTAを始め、周辺の自治会、町内会の住民が数多く集まりボランティアで大会運営に参加。コース誘導や記録測定の他、暖かい豚汁を振る舞う等、円滑な大会進行に尽力した。
また前回までは同中学校第2グラウンドを使用していたが、雨天などの際、訪れた人々が建物等に身を隠せるよう、今大会から校舎や体育館が隣接する第1グラウンドに場所を移した。大会本部長を務める上新地区連合会・金子久夫会長は「昨年の中止を教訓にして、今大会の運営に臨んだ」と話していた。
駅伝には、同中学校区近隣地域に在住、在勤の住民であれば誰でもエントリーができ、4人1組で合計28チーム、計100人以上が参加。小学・中学・一般の部に分かれ、それぞれ白熱したレースを繰り広げた。
今大会最多の11チームが出場した小学生(4年生以上)の部では、1位から3位までを上菅田小学校児童のチームが独占。最終区で逆転し、優勝を果たした『6年上菅田』チームのアンカー高橋悠斗君は「卒業前最後のいい思い出になった。チームワークの大切さを学んだ」と笑顔を見せていた。駅伝のほか、小学1年から3年の児童、計25人で競う「ロードレース」も行われ、子どもたちは皆、真剣な表情で校庭を駆け抜けていた。
新井中学校文化・スポーツクラブの高橋由美子代表は「子どもから大人まで皆の力が一つになった大会。地域の繋がり、絆の力を感じた」と話していた。上位結果は以下のとおり。▽【駅伝小学生の部】【1】「6年上菅田」=鈴木龍之輔・荒木大祐・田中洋光・高橋悠斗【2】「たこしな」=谷口竜真・小松裕太・嶋貫凛・中原光太【3】「T3M」=沢田大宙・東條孝祐・早川大貴・宮内龍▽【駅伝中学生の部】【1】「上中陸上部B」=中村陸・小名山幹・曽雌勇汰・坂口百香【2】「上中陸上部A」=大城悠作・西勇祐・藤野玲奈・中沼健介【3】「上中陸上部C」=石田直也・吉田大輔・大野航・渡辺敬汰▽【駅伝一般の部】【1】「鶴亀ランナーズ」=白木尚・澤田徳人・大平耕司・稲垣太郎【2】「グリーンヒーロー」=山中健治・相川誠・松本英樹・阿部優作【3】「上新スポーツ推進委員」=西尾昌文・佐藤寿・小林崇史・小寺俊昭▽【ロードレース】【1】川小谷康汰【2】曽根大雅【3】大石楓(敬称略)。
三ツ沢ではマラソン大会
また、三ツ沢公園陸上競技場(神奈川区)で3月10日、恒例の「かるがもファミリーマラソン大会」が開催され、横浜市内在住者を中心とする多くの人々が参加した。
保土ケ谷区スポーツ推進委員連絡協議会(折田栄一会長)と保土ケ谷区役所が主催し、毎年”ファミリーランナー”で賑わうこの大会は今年で21回目。小中学生には、それぞれ設定距離(2Km・5Km)が設けられ、一般参加者は、5・10Kmから走る距離を選択。子どもから大人まで約1500人のランナーが、それぞれの目標に向け汗を流した。
また、小学生と保護者が一緒になって走る、「ファミリー部門」には、200組・400人以上の家族が参加し、2Kmの距離を寄り添い、励まし合いながら走っていた。
競技中、保土ケ谷区藤塚町の学生を中心に構成する「藤塚太鼓」や、宮田中学校吹奏楽部による演奏も披露され、大会を盛り上げた。上位結果は以下のとおり。▽【ファミリー2Km】【1】松田正人・翼【2】岡本将明・優星【3】関根竜哉・勇紀▽【小学男子2Km】【1】脇坂進之介【2】下山静樹【3】坂本健悟▽【小学女子2Km】【1】相馬音羽【2】笹井凪未【3】大石純麗▽【中学男子5Km】【1】石川昌弥【2】土屋勇樹【3】笹井南斗▽【中学女子5Km】【1】平岩紗英【2】藤田椰也子【3】芳賀礼菜▽【一般男子5Km】【1】岩田大樹【2】石川史弥【3】遠藤康平▽【一般女子5Km】【1】田中真弥【2】高橋寿恵【3】齋藤千帆▽【一般男子10Km】【1】高橋武蔵【2】黒岩弘隆【3】福士和俊▽【一般女子10Km】【1】菅由美子【2】鈴木ロラニエ【3】辻順子(※総合順位/敬称略)。
![]() 多くのランナーが参加した(3月10日・三ツ沢公園陸上競技場)
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