国道1号の狩場インター交差点付近のショッピングセンターに10月下旬、大型ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ狩場インター店」(仮称)がオープンする。同所へのテナント出店は、大型家具店が2012年1月に撤退して以来、約1年9カ月ぶり。
深夜営業に懸念も
同店を運営する「株式会社ドン・キホーテ」の広報室によれば、狩場インター店のオープンは10月25日。地上4階建て構造で、1階と2階部分が商品販売エリアとなり、売り場総面積は約4000平方メートルに及ぶ。
深夜営業による騒音問題等、周辺住民とのトラブル等が取り沙汰されたこともあるドン・キホーテ。9月6日の時点で狩場店の営業時間は発表されていないが、出店予定地と隣接するグリーンヒルズ横浜自治会の猪熊章会長は「若者に人気のお店なので(深夜の)オートバイ等の騒音が心配」と話す。また、店舗前の国道1号線には中央分離帯があり、迂回を余儀なくされた戸塚方面からの車が交通トラブルを引き起こす危険性にも言及。「分かりにくい来店経路」については過去、同テナントに出店した大型家具店等の撤退理由ともいわれてきた。この点について猪熊会長は「マイカー利用客が団地内を通らないようにと要望を出したところ(別の道へ誘導する)案内看板を設置して対応する了解を得た」と説明。店舗側と住民側、相互に歩み寄る姿勢がある事を強調する。
「通路は広くとる」
さらに同店の特徴とされている売り場を商品で満たす「圧縮陳列」は、火災等の発生時に非常口が見えにくいといった問題点も指摘されている。同社広報室によると、他店と同様に開店前後に定期的な防災訓練を実施するなど安全対策にも力を入れているという。
狩場町周辺自治会を統括する保土ケ谷地区連合自治会の佐野威会長によれば、先ごろ行われた自治会役員らへの説明会で「店内の通路を広くとるという話もあった。(安全対策に関して)考えてくれていると感じた」と話す。一方で、一部の住民にのみ説明会が実施されている現状に「地域住民に広く、詳しい説明を行ってほしい」と話している。
区役所区政推進課によると、9月9日時点で同店に関する住民からの問い合わせは届いていないが、意見や要望が出た場合は適宜店舗側に伝えていく方針。また場合によっては警察等の各関係機関と協働を図り、迅速に対応していきたい、としている。
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