地元企業経営者ら 宮田中学校で特別授業 食品偽装もテーマに
区内宮田町にある宮田中学校(島田雅幸校長・生徒数408人)で11月29日、地元商店の経営者らを講師に招いた臨時授業が行われた。これはキャリア教育(職場体験)の一環として行われたもので、臨時講師となった4組の職業人たちはそれぞれの仕事内容や、働く上での心構えなどを話し、飲食店を営む横森さんは昨今の食品偽造についても触れた。
宮田中学校では、毎年中学2年生が、地元の企業や商店で職場体験を行っているが今回はその前段階として、初めて1年生を対象に、企業側から講師6人を招き特別授業が行われた。同中学校に招かれた講師は、天王町商店街の有名居酒屋「海鮮茶屋 魚ひろ」を営む横森満さん、宮田中学校OBで峯岡幼稚園の園長を務める西山俊太郎さん、保土ケ谷地区センターの橋本隆さん、そして横浜市水道局の西本隆二さんら3人。
専門家の話に拍手
このうち、22人が迎える教室に登場した経営者兼調理師の横森さんは、昨今の「食品偽装問題」に触れ「日本は偽装が蔓延している」と語り始めた。突然の話にざわめいた生徒たちを前に横森さんは「例えば、栄養価が高いと昔から信じられている野菜も、今では大量生産するために農薬が投与されて栄養価が下がっている」と身近な例を挙げ解説を続けた。その上で「与えられたものをただ食べるのではなく、”選ぶ側”になるための知識を持って欲しい」と締めくくり、生徒達からは大きな拍手とお礼の花束が送られた。
講師を務めた6人は授業を終えて「反省点も多かった。今日の反省を次回に役立てたい」と話し、今後も積極的に地域との交流を図りたいとしていた。
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