器の中に透明樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を描き樹脂を重ねるという独創的な手法で世界的に高い評価を受けている、区内にアトリエを構える現代美術家・深堀隆介さん(45)の作品を紹介する企画展「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋」が平塚市美術館(平塚市西八幡1の3の3)で9月2日(日)まで開かれている。
作品は絵画でありながら、立体的な躍動感にあふれた不思議な美しさを持ち、同展で初公開となる「平成しんちう屋」は、日本の金魚の競りや香港にある金魚街からインスピレーションを受けた独自の世界を表現。しんちう屋は、江戸時代に上野にあった金魚屋に由来し、作品の中には、金魚の競りで使用される木箱の船や袋詰めされた金魚が並び、金魚の糞までもが描き込まれている。
同展では初期作品から最新作まで約200点を紹介。深堀さんは「金魚の奥深い魅力をどこまでアートに昇華できるかに挑戦した」と話している。
7月21日(土)には館内ミュージアムホールで講演会が開催される。午後2時から3時30分までで定員は先着150人(観覧無料)。また29日(日)には午後2時から公開製作も予定されている(要観覧券)。観覧料は一般900円、高大生500円、小中学生無料。問合せは平塚市美術館【電話】0463・35・2111へ。
|
<PR>
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立11月23日 |
|
|
|