東日本大震災から8年となる前日の3月10日、川辺町親水公園で、サケの稚魚を放流するイベントが開かれた。震災復興支援イベントとして行われている取り組みでこの日は約3千人が参加した。
震災で大きな被害に見舞われた山田町出身で上菅田町に暮らす石崎久仁王さんの呼びかけで集まった有志らが、震災から2年後の春にサケの稚魚150匹を放流して以来、毎年行われてきた事業。
今年は岩手県山田町の漁協から譲り受けたサケの受精卵を区内の幼稚園や小学校など30カ所でふ化、飼育していた。この日は体長7cmほどに成長した稚魚およそ3千匹が帷子川に放たれた。
サケは4年ほどで育った川に戻る習性があるというが帷子川で成長したサケが泳ぐ姿は確認されていない。かつては「横浜で一番汚い川」とされた帷子川だか、近年はアユの遡上が確認されるなど水質は改善しているだけに、「今年こそは戻ってきてくれれば」と関係者の期待は高い。
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