保土ケ谷消防団(杉山哲昭団長)はこのほど、日本消防会館(東京都港区)で行われた「平成30年度消防功労者消防庁長官表彰」で表彰旗を受章した。
同表彰は毎年3月に全国の消防機関を対象に行われ、功労章や永年勤続功労章などの部門ごとに分けて表彰される。今回受章した表彰旗は消防力の拡充強化や消防職員の教養、火災の予防などが優秀で他の模範と認められる消防機関に贈られるもので、今年は全国で約2200の消防団の中から27機関が受章し、県内では2機関が受章した。
同団は1991年に日本消防協会、93年に神奈川県消防協会からそれぞれ表彰旗の受章を受けているが、今回の表彰は消防機関に贈られるものとしては最高位にあたる。
2年前に充足率100%を達成
保土ケ谷消防団は、2017年に消防団員の定員に対する充足率が初めて100%を達成し、以降もその水準を保ち続けている。また、日頃から団員の技量向上のために消火実戦訓練や応急救護研修会の実施、昨年には防災を楽しく知ってもらうためのイベント「防災サマーフェスタ」を初めて開催するなど、地域のために防火や普及活動を行ってきた。
杉山団長は「今回は国からの受章ということで、重要性が高い。全国で27機関の1つとして選ばれたことは大変貴重なこと。消防署と連携し、『チーム保土ケ谷』として日頃から地域のためにいろいろやってきたことが今回の評価につながったのでは」と今回の受章を喜んだ。久保田重雄副団長は「今後30年以内に震度6強の地震が約80%の可能性で発生すると言われている。日頃から充実した訓練をしっかりと重ねて区民の皆様の安心・安全に寄与していきたい」と引き締めた表情で話した。
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