保土ケ谷小学校(小川克之校長)の5年生の児童が総合的な学習の授業でテクノロジー技術を使い独自に考案した種目を盛り込んだ「未来の保土ケ谷の運動会」と銘打った催しを2月1日(土)、3日(月)の2日間、同校体育館で開く。地域住民も自由に参加することができる。
運動会でおなじみの玉入れや綱引きなどにデジタル技術を取り入れた新たな種目を楽しむ「未来の運動会」は、障がいの有無や年齢を問わず、幅広い層の参加者が一緒に競技することで地域コミュニティの活性化などが期待できるとあって、全国的に広がりを見せている。
同校の5年生は総合学習の時間を使い、昨春から「どうして遊びは楽しいのだろうか」をテーマに話し合いを重ねてきた。自由な発想で次々と新たな遊びを生み出した子どもたちは、この楽しさを多くの人と共有したいと考えるようになり、行き着いたのが「未来の運動会」だった。
自らの手で運営資金調達
テクノロジー機器を使い新たな種目を運営するためには費用が必要となる。児童は校長や地域の店・企業などに協賛を呼びかけるプレゼンテーションを展開。地域内で奉仕活動を展開するライオンズクラブや、地域内の企業などからサポートを受けたほか、学校の祭りでフリーマーケットを出店するなどして、運営資金を集めた。
誰でも参加可能
2日間とも誰でも参加可能で、午前9時過ぎからテクノロジー機器を使った児童発案の10のユニークな種目を楽しむことができる。
5年2組の原悠喜さんは「未来の保土ケ谷の運動会は『スポーツをつくる』ということをテーマにしたイベントです。成功させ、私たちの町を盛り上げたいです」と話している。また、今辻宏紀教諭は「小学校の授業で未来の運動会を開くのは全国的に見ても珍しいケース。子どもたちが創り上げた種目を多くの人に体験していただくことを通じて、地域コミュニティの活性化につながれば」と話している。問い合わせは同校・今辻教諭【電話】045・332・7095へ。
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