月見台の遍照寺で27日、保土ケ谷消防署が消防訓練を行った。訓練は、現存する世界最古の木造建造物として知られる奈良県・法隆寺の金堂焼失(1949年)をきっかけに定められた文化財防火デー(1月26日)に合わせて、市消防本部が毎年実施しているもの。
遍照寺には、95年に市の指定有形文化財に指定された「彫刻・木造薬師如来坐像」がある。本堂裏手の雑木林からの出火を想定して行われたこの日の訓練には、消防署員や消防団およそ30人が参加。坐像を本堂から速やかに運び出した後、入口から雑木林まで約80mのホースを伸ばして消火活動が行われた。柴義彰住職は「今年は初めて訓練のようすを地域の皆様にも見ていただけた。文化財を地域で守っていると知っていただく良い機会になった」と話した。
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