横断歩道や交差点に近接した「危険なバス停」として神奈川県警が公表していた上菅田町の「新井小学校下」について、は安全性確保対策の工事を終え、2月19日の始発から供用を開始した。
新井小学校下バス停は横断歩道との距離が近く、横断歩道を渡る歩行者がバスの死角に入ってしまう危険な状況にあった。昨年には安全性確保のため、横断歩道とバス停の距離を取り、鴨居駅方面のバス停を20mほど先に移設していた。
このほど新設された「バスベイ」は乗降の際に後続車の通行を妨げないように退避できるスペース。これによりドライバーから横断歩道を渡る歩行者の姿が確認しやすくなった。
バスベイ部分の道路拡張には久保田重雄さんが自宅の土地の一部を提供。久保田さんは「地域の皆さんの安全・安心につながれば」と話した。
局の所管全て対応完了
県警が発表している「危険なバス停」は西区北軽井沢で2018年に発生した市営バス降車直後の交通死亡事故を受けてリストアップされたもの。市内に40カ所が存在し、うち市局所管のバス停は14カ所あったが、局によると今回の工事で対象の14カ所すべての安全対策が終了したという。
今後は国土交通省の設置する「バス停留所安全性確保合同検討会」が1月に公表したリストに沿って、順次安全性確保の対策を行う方針だ。
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