川島町に拠点を構えるサッカーJ1・横浜FCは4月8日、今シーズン開幕から8戦を終え0勝7敗1分けで最下位と低迷しているチーム状況を受け、下平隆宏監督(49)を解任し、後任にユースチームを指揮してきた早川知伸監督(43)が就任したことを発表した。
下平氏はJ2時代の2019年5月のシーズン途中、ヘッドコーチから昇格する形で監督に就任した。チームを立て直しクラブ新記録となる18戦負けなしの快進撃を続け、シーズンを2位で終了。13年ぶりのJ1昇格に導いた。新型コロナウイルス感染症の影響で降格がなかった昨シーズンは攻撃的なサッカーを展開し降格圏外の15位で終えていた。
開幕8戦未勝利
攻撃的な選手を補強した今シーズン、「10位以内に入りJ1定着」を目標に掲げ始動したが、チームは開幕から6連敗。第7節の柏レイソル戦では先制したものの終了間際に痛恨の失点を許し引き分けた。
今月7日のサンフレッチェ広島戦に0対3で敗れ、8戦を終え0勝7敗1分けで最下位に転落。クラブ側と話し合いの場が持たれ、クラブを離れることが決まった。
「結果出せず心残り」
下平氏はクラブを通じ「思うような結果を出せなかったことに強く責任を感じている。選手、スタッフ、クラブスタッフとチーム一丸となり戦えたことは本当に誇りに思う。結果を出せずに、こういう形でクラブは離れるのは非常に心残りだ」などとコメントした。
新たな船出
新たにチームの指揮を執ることになった早川氏は2003年から6年間、横浜FCに在籍、ジェフユナイテッド市原・千葉を経て09年に横浜FCに復帰し10年に現役を引退した。
11年から横浜FCの下部組織でコーチや監督を務め、15年から19年にかけてはトップチームでコーチを務めた経験を持つ。
早川新監督は「2003年に選手として加入してから今年で19年目。強い決意と覚悟を持って戦う」と新指揮官としてチームを率いる決意をクラブを通じて語った。
下位4チームがJ2に自動降格する今シーズン。巻き返しを期する新体制での初戦となった11日のサガン鳥栖戦は0対3で敗れた。17日にはホーム・ニッパツ三ツ沢球技場にベガルタ仙台を迎える。
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