新井町の「ベンリー横浜千丸台店」(向田成秀店長)が、4月1日から近隣を走るバス路線のダイヤが改正されたことにあわせ、時刻表を無料で配布している。
時刻表は、店舗前の「千丸台団地」バス停を出発する各系統のもの。市交通局がダイヤ改正を発表した3月15日以降、同店には地域に住む高齢者を中心に数件「新しい時刻表が欲しい」と問い合わせがあったという。
3月22日から配布を開始すると、4月中旬までに約200人が時刻表を求めて店舗に足を運んだ。来店者からは「時刻表の調べ方が分からなかったので助かる」「書き写すのは大変なのでありがたい」など感謝の言葉を多く掛けられているという。お客様係を務める松浦佳代さんは「地域密着の『便利屋』として、皆さんのお力になれて嬉しい」と話しながら、今回の反響を「横浜駅西口まで1本で行くことができた62系統の市営バスが廃止され、焦っている人が多いことが理由かも」と分析する。
利用者少なく廃止
今回のダイヤ改正では千丸台団地と横浜駅西口を結ぶ62系統が廃止され、JR横浜線鴨居駅と相鉄線西谷駅を結ぶ循環路線172系統・256系統が新設。また、西谷駅を経由して千丸台団地と笹山団地を結ぶ248系統も誕生した。
市交通局によると、廃止になった62系統の平均乗客数は1便あたり22人。朝のラッシュ時のみでも平均25人と乗客数が少なく「赤字路線」となっていたのが廃線の理由という。
なお62系統は現在、神奈川中央交通のみが、1時間に2便ほどの間隔で運行している。
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