寄港するクルーズ船やコンテナ船の大型化など、港湾を取り巻く環境変化に対応するため、横浜市消防局がこのほど、消防艇「まもり」を32年ぶりに更新した。
消防艇は船舶火災や石油コンビナート火災、油流出事故の対応などを主な任務とする船舶。大規模震災時には、発生する断水や大火災に際し、陸へ海水を送水する大口径送水口も有するという。
今回、就役した3代目「まもり」は全長24・5m、全幅6m、総重量49トン。放水と機動性を両立させる6基のエンジンを搭載し、普通ポンプ車16台分に相当する毎分3万2千リットルを放水できるポンプのほか、最大射程160mの2基の放水砲や電動式放水銃4基を備える。
新艇は鶴見消防署鶴見水上消防出張所に配置され、横浜港内や市内全域の沿岸部や海域を担当する。
先代艇は震災時にも
1989年に就役して以来、32年にわたり活躍した2代目「まもり」は東日本大震災発災時には千葉県市原市のLPGタンク火災現場でも消火活動にあたった。
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>