上星川の温浴施設「天然温泉満天の湯」では今年も冬至の日となる12月22日(水)に「みんなでつくるゆず風呂」と銘打った企画を実施する。「地域住民からゆずを譲り受け、黄金色の風呂を楽しんでもらおう」という取り組みで、17日(金)から20日(月)まで、ゆずの提供を受け付ける。
リラックスや血行促進などの効果があり冬至に入ると無病息災で長生きできると言い伝えられているゆず湯自体は2005年の開業当初から行っていたが10年前、来店客の一人から自宅で収穫したゆずの提供を受けたのを機に「地域参加型で風呂を楽しんでもらえたら」と始まった取り組みで、回を重ねるごとに提供量は増加。多い年には1千kgを超えるゆずが集まった。
イベント当日には浴槽を埋め尽くすほどのゆず湯が完成し、多くの来店客が家の風呂とは一味違った豪華な季節行事を堪能している。
コロナ禍で昨年は中止となったが、今冬は2年ぶりにゆずの提供を受け付ける。提供を希望する人は17日から20日までの募集期間中に店舗に直接持参する(宅配・引き取りは不可)。2kgごとに提供特典として同施設の入浴招待券が1枚進呈される(提供受付は10kgまでで招待券の進呈は上限5枚)。
久下沼伊織常務取締役は「今年は多くの方に地域の皆さまと創り上げた香り豊かなゆず風呂をお楽しみいただき、無病息災を願いたい」と話している。問い合わせは同施設【電話】045・370・4126へ。
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