横浜保土ケ谷ロータリークラブの2023-24年度の会長を務める 千葉 景子さん 霞台在住 75歳
誰とでも分け隔てなく
○…奉仕団体として今年結成60周年を迎えた、保土ケ谷区を拠点とする唯一のロータリークラブ(RC)で7月から会長を務める。例会の開始と終わりを告げる点鐘は会長の仕事だが「まだ叩き方の加減がわからずガーンと叩いてしまって」と笑顔を見せる。現在会員は25人。「アットホームに楽しく集えるのが保土ケ谷RCの良さ。明日への元気が出る場所となることを心がけたいですね」と所信を語る。
○…弁護士活動を経て1986年に参議院議員に初当選。以降4期24年間活動し、2009年の政権交代時には鳩山内閣で法務大臣に就いた。「少し覚悟はしていましたが、自分がというのは何とも不思議なものでしたね」と当時を振り返る。立場が変わる中でも常に意識しているのが、誰とでも分け隔てなく接するということ。「どんな時でも相手を尊重して分け隔てなく接することで、お互いのことが分かるようになる。私は私で変わらないので、やるべきことをやるだけと思ってやってきました」
○…生まれも育ちも霞台。都会と田舎、両方を兼ね備える保土ケ谷の雰囲気が好きだといい「古くから暮らしている方も多く、区の性格もみんなでのんびりやっている印象。なんとなく保土ケ谷らしさがRCにも流れている感じがしますね」と話す。大臣時代は自宅前に警官が常駐するなど周囲の変化もあったが「近所の方からは『あの時は用心が良くてよかった』なんて言われますね」と自然体で接してくれる隣人にも助けられた。
○…趣味は天体観測。「宇宙の星々を見ていると人間なんて宇宙のゴミみたいなもの。でもどのゴミも理由があってそこにあるわけで、存在自体は欠かせないんですよね」との言葉に人生観が垣間見えた。
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