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はたなか医師の健康コラム【4】 血糖値は下げるほどよい? はたなか内科・糖尿病クリニック
糖尿病を発症しても早い段階で血糖値を管理すれば、網膜症・腎症・神経障害を予防できます。
しかし血糖値を下げることばかりに固執して重篤な低血糖症を繰り返すと、心血管疾患を増やし、かえって寿命が短くなるかもしれないことが知られています。特にインスリン分泌を増やすスルフォニル尿素(SU)薬やインスリン注射薬を使っている場合、低血糖症に注意が必要です。
さらに高齢の方は低血糖のリスクが増加するため、血糖値の目標を緩和することが適切な場合があります。心血管疾患を減らし健康寿命を延ばすためには、低血糖予防を大切にしながら血糖管理を行い、血圧、コレステロールも併せて治療し、禁煙、運動を心掛けるなど包括的な治療が最も効果的です。
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