保土ケ谷区内の障害福祉事業所で製作された手工芸品や食品を事業所の利用者や職員が展示販売する「スマイルガーデンホドガヤ」の出店販売が12月6日、イオンスタイル天王町(中野公現店長)で開催された。12月3日から9日までの「障害者週間」に合わせて催された企画。
障害がある人の社会参加促進の一環として実施されている「スマイルガーデン ホドガヤ」は、2010年に始まり、コロナ禍以前は区役所1階で13の福祉事業所が日替わりで出店していた。しかし新型コロナウイルス感染拡大防止に伴うスペース確保の観点から、現在も開催が見送られている。
売上が各事業所の利用者の工賃となるが、販売機会が制限されてしまっている実情を受け、同店でのスマイルガーデンは今年の年明けからスタートし、毎月第3水曜日に定期開催されている。
5つの事業所がブースを出展したこの日は、それぞれの施設利用者が手掛けた手工芸品や食品などをテーブルに並べ販売。足を止めビーズアクセサリーや手芸作品などを買い求める来店客の姿が数多く見られた。
天王町の「YCVテレミン商店街」に店舗を構える地域活動支援センター「トラック」もこの日のスマイルガーデンに出店。各地の作業所が手掛けた品々を仕入れ、レトルトカレーや焼き菓子などを販売した。関係者は「販売機会が限られる中、製造量を制限している作業所もある。多くの人が行き交うこうした場を提供していただけるのは本当にありがたい」と話した。次回は1月17日(水)に開催される予定。
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