家庭で不用になった未開封の食品や調味料などを集め、子どもや高齢者を支援する団体に配分する活動として注目を集めている「フードドライブ」。保土ケ谷区内では区役所地域振興課(本館2階24番)と資源循環局保土ケ谷事務所(狩場町)に回収場所を常設している。
受付対象となるのは、米やパスタ、乾麺、缶詰、レトルト食品など、賞味期限が2カ月以上あり常温保存が可能な食品。集まった食品は区社会福祉協議会を通して、ひとり親世帯や生活困窮者などに届けられる。
フードドライブは1960年代に米国で始まり世界各地に広まったとされている。食品会社などから規格外品などを提供してもらう「フードバンク」に対し、フードドライブは個人による寄付が主体。新型コロナウイルス感染症の影響で、経済的に苦しい状況にある一人親家庭などへの心強い支援にもなっている。
問い合わせは地域振興課【電話】045・334・6304/資源循環局保土ケ谷事務所【電話】045・742・3715。
1人あたり年間23kg
横浜市資源循環局3R推進課によると「食べ残し」や「手つかず食品」、野菜・果物の皮をむきすぎる「過剰除去」など、本来はまだ食べられるにもかかわらず廃棄されている食品が、市内の家庭から出される燃やすごみの中には、年間およそ8万7千トンも含まれているという。
この数字を市民1人あたりに換算すると約23キログラムもの食料が手つかずの状態で捨てられている計算で、おにぎりに例えると約230個分になる。金額にすると約1万8千円分もの食料が捨てられている計算になる。1万8千円は約3週間分の食費に相当するという。
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