初音丘幼稚園が、園庭などで栽培した野菜を地域住民らに直売し、その売り上げで絵本を購入するという取り組みで、「食育」をテーマにした図鑑3冊を購入した。
同園では数年前から土嚢袋を使い、園庭で野菜を栽培。収穫した野菜は園児の調理体験などに使われてきたが、コロナ禍で活用法を思案せざるを得ず、「地域とつながるきっかけになれば」と2年前の夏から初音が丘小学校沿いの門に直売コーナーを設置した。
直売所は「はつねのうえん」と名付けられ、園児が収穫し、袋詰めした無農薬の野菜が不定期に並ぶ。子どもたちが栽培した野菜が本に替わるというユニークな取り組みは地域内で話題となった。棚に並ぶ野菜に値段は設けられておらず、取り組みの趣旨に賛同した購入者が「お気持ち」として購入費を箱に収める形式。地域住民らの「お気持ち」が結実する形で図鑑を購入した。
渡邉結園長は「子ども達が育てた野菜が地域に繋がり、今度は地域の皆様の温かいお気持ちが子どもたちに戻ってきたことが嬉しい」と話した。
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