イオン天王町ショッピングセンター(中野公現店長)で5月25日、26日の2日間、「家族の健康習慣」をテーマにしたイベントが開かれた。会場には管理栄養士による健康相談やVR(仮想現実)システムを使い脳の健状態を測定するコーナー、高齢者の見守りサービスの紹介など、企業や団体らによる17のブースが出展した。
イベントはイオングループが昨秋からは始めた家族や親しい人を介護する「ケアラー」のサポートを目的とした新規事業「MySCUE(マイスキュー)」の一環。MySCUEは介護に関する情報に特化した総合プラットフォームで会員登録(無料)することで、介護経験者のコラムやグッズ紹介などのコラム記事が閲覧できるほか、リハビリや法律といった介護に関連する相談を専門家にすることができるなど、幅広い情報が得られる。
MySCUE事業部の麻生友里夏さんは「介護の問題は年代を問わない。10人に1人が介護に携わる時代に自身が『ケアラー』になり、情報を集めるのではなく、備えておくことが大切」とした上で、「多くの人にとって身近なショッピングセンターのような場所が中心となり、介護に関する情報をまとめることでケアラーの負担を少しでも軽くすることができれば」と話す。
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