保土ケ谷区連合町内会長連絡会の会長に6月18日付で就任した 金子 久夫さん 新井町在住 74歳
感謝の心と郷土愛胸に
○…各地区連合町内会の代表者で組織され、行政との連絡調整役などを担うチームリーダーに抜擢された。新井町自治会で23年間、上新地区連合自治会で19年間会長を務めており、自治会町内会の運営に関して豊富な経験値を持つ。「人と人が支え合うことで、まちがつくられていく。常に周囲への感謝の気持ちを忘れずに職責を全うしたい」と謙虚に語る。
○…生まれも育ちも新井町。自治会長だった父の背中を見て育ち、さまざまな地域活動に携わってきた。「新井町公園愛護会」の代表で、園内にある茶畑を新井小学校の児童に提供。今年5月、児童が新茶摘みと製茶作業を体験し、「新井茶」を仕上げた。「あまり知られていないが、茶栽培はかつて、新井町地域の地場産業だった。今あるものを守っていきたい」と郷土愛を見せる。
○…6年前、区役所で行われた会合で倒れた。「日頃からよく顔を合わせている地域の方々が介抱してくれて、すぐに救急車で病院に搬送されたことで命が助かった。私にとって皆さんは大切な宝物」と語り、まちのつながりに感謝の気持ちを示す。人々の善意によるボランティアで成り立つ地域活動を長年継続する原動力は「やる気と思いやり」ときっぱり。
○…高校時代はサッカー部に入り、ポジションは守備の要であるディフェンダー。「自分は前に出るタイプではない。後ろから皆さんをサポートできれば」と穏やかに笑う。「口出ししない」を信条に自治会町内会の運営に携わるのは、周囲を信頼している証拠だという。「保土ケ谷には心強い仲間がたくさんいる。新しい取り組みは、これからのまちをつくる若いリーダーたちに任せ、そのやる気を引き出す役割を担えれば」といい、聞き役に徹する。
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