横浜清風高等学校ダンス部が、横須賀市文化会館で7月20日に行われた全日本高校ストリートダンスクライマックス2024関東予選大会に出場し、全国大会の出場権を獲得した。同部の全国大会出場は創部以来初の快挙。全国大会では上位入賞を目指す。
同校ダンス部は創部以来、ダンスの大会に出場してきたが、校内で行われる文化祭でのステージ発表や地域で開催されるイベントでのダンス披露を主な活動としてきた。
顧問の洞下実亜さん=人物風土記で紹介=によると、現在の部長と副部長からの「もっと大会に出場して勝ちたい」という申し出が転機となったという。「熱炎舞踊」をテーマに掲げて全国大会を目指す強い思いが徐々に部内に浸透していった。その後は2大会で悔し涙を飲んだが、同大会で実を結んだ。
同部内で選考会を行い、60人近い部員の中から大会出場メンバー27人を決定。ヒップホップをベースに男子部員を中心としたアクロバット演出を盛り込み「炎舞」をテーマにしたダンスで予選大会に挑んだ。大会では、小さな炎から少しずつ大きくなって、最後に大きな花火が打ち上がる様子をダンスで表現した。結果発表で全国大会の出場権を得る上位8チームの中に横浜清風高校の校名が呼ばれた瞬間は、皆で号泣したという。
「やっと結果残せた」
部長の星さくらさんは「今までにないくらい練習をした。つらい思いもしたけれど、やっと結果を残すことができてうれしかった」と振り返った。副部長の山口寧々さんと田中莉乃さんは「見てくれた人や審査員の心を動かすようなダンスが踊れたと思う」「うれしすぎて夢見たい。出場していないメンバーや保護者たちの支えに感謝したい」と話した。同部顧問の洞下さんは「全国大会では楽しむ気持ちをダンスに乗せてほしい」と期待を寄せた。
高校ダンス部と同好会の頂点を決める日本最大級のストリートダンスコンテストの全国大会は8月24日(土)にパシフィコ横浜国立大ホールで開催され、関東・関西・中部地区で行われた予選大会を勝ち抜いた40チームと招待チーム10チームを加えた全50チームで頂点を目指す。
保土ケ谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|