地域課題の解決に向けて区民主体で協議する保土ケ谷区民会議(小林由美子代表委員)が8月27日、住民からの要望などを書いた文書を神部浩保土ケ谷区長に提出した。
区民会議は「自分たちの住むまちを、自分たちの手でよくしたい」をモットーに活動し、地域住民らで構成される。地域づくりや防犯など、まちが抱えるさまざまな課題について住民が話し合う「地域のつどい」で寄せられた提言や要望を毎年文書にしている。
6月に6回開催された地域のつどいで出た意見は255件。この中から区民会議のメンバーが厳選し、「ごみ」「防犯」「防災」「道路・交通」「高齢者・障がい者」「その他」の項目から成る提言・要望事項として10件にまとめた。
文書には中高生が災害時に要援護者などへの支援活動ができるよう、災害ボランティアを養成するための機会創出や、保土ケ谷小学校地域防災拠点に耐震給水栓の設置などを求める声を記載。市営バスが減便されて困っているという意見も盛り込まれている。
小林代表委員は「区民の生活に関わる大切な意見なので、ぜひ耳を傾けていただければ」と神部区長に文書を手渡した。神部区長は「保土ケ谷のまちで暮らしている皆さんからのご意見で、課題に気付くことが多い。紋切型ではなく、心を込めて対応したい」と誓った。今後は区役所内で項目を精査し、10月中をめどに区民会議側に各項目に対する回答が示される予定となっている。
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