桜ケ丘在住の片岡映子さん(雅号・片岡雪燁)が、県内最大規模を誇る公募美術展「神奈川県美術展」で大賞を受賞した。片岡さんは片岡さんの作品は神奈川県民ホールギャラリー=中区=で9月18日(水)から展示される。
県美術展委員会らが主催する同美術展は、新進作家の育成などを目的に県内最大規模の公募美術展として1965年から続いている。今年は4部門(平面立体、工芸、書、写真)に県内外から1272作品が集まった。書部門は121作品の応募があり、桜ケ丘に住む片岡さんが大賞に選出された。
片岡さんは、子育てがひと段落した時に鎌倉の教室で幼少期依頼の書道を習い始めた。教室では文字の位置や大きさなどのバランスが重要であることを学んだ。50歳を前に公募展に応募するようになったという。
「ただただ夢中で」
大賞を受賞した作品『李賀詩』は、中国の唐代中期の詩人の『嘲雪』を行草体で書いたもの。これまで同展に10回以上挑戦してきた片岡さんは、公募展に対する姿勢を「一枚一枚ただただ夢中で書いている。その作品が認められたらうれしいと思って書いている」と語った。
大賞受賞について片岡さんは「私の作品はこれまで神奈川県美術展で大賞を受賞された先輩方にはとても及ばないと思うのでびっくりした。芸術に完成はないので大賞を受賞してこれで終わりではない。今後もこれまでと同じように努力をして書いたものを出展していきたい」と話す。
また、書部門では区内の鈴木牧子さん(雅号・中里牧子)さんが大賞に続く特撰を受賞している。
入選作品は神奈川県民ホールギャラリーで展示中(29日まで/書は18日(水)から)。午前10時から午後5時まで(15日(日)、29日(日)は2時まで)。入場無料。
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