県立保土ケ谷高校の榎陸斗さん(3年)と及川集雅さん(2年)がこのほど、福岡県で行われた全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の陸上競技で入賞した。
20秒台を目標に
榎さんは男子200mに出場し、21秒16で7位に入った。
昨年のインターハイでは4×100mリレーに出場し、同校の6位入賞に貢献。こうした実績などを積み重ねて挑んだ今大会について「リラックスして走ることができた」と語る一方、「悔しさが残る走りになった」と振り返る。決勝で20秒61の大会新記録を叩き出し優勝した若菜敬さん(3年・佐野)の走りに圧倒されたという。
榎さんは悔しさを胸に、韓国で8月25日から31日まで行われた「第32回日・韓・中ジュニア交流競技会」に日本代表として出場。200mで優勝し、国際大会で躍動した。「自己ベストは出せなかったが、初めての海外で楽しかった。目標とする20秒台を出せるように練習に取り組みたい」と笑顔を見せた。
さらなる飛躍を
及川さんは男子5千m競歩に出場し、持ち前の粘り強さを発揮。21分59秒76を記録し、初出場で8位に入った。
「レース前半に力を抑え過ぎた」と反省するが、後半に急激にペースを上げた上位選手についていけたことは大きな自信になったという。陸上競技部顧問の竹内俊樹教諭から大切だと教わった腰の動かし方などを意識し、きれいなフォームを保ち安定感を見せた。「走力を鍛えることで競歩のタイムも縮まると考えている。走りの練習も行い、自分の成長がチームの成長につながるとうれしい」と語った。
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