神奈川県高校新人陸上大会に出場し、男子5千m競歩の大会記録を10年ぶりに更新した 及川 集雅さん 保土ケ谷高校2年 17歳
実直な努力で高み目指す
○…県高校新人陸上大会の5千m競歩に出場。大会記録を42秒塗り替える20分49秒23のタイムで優勝し、保土ケ谷高校の男子総合3位に貢献した。高校から競歩を始め、まだまだ伸びしろ十分。「大会に出場するからには常に優勝を目指したい」と語り、向上心を持ち競技と向き合う。
○…小学6年の時、学校代表として地域の陸上大会に出場し、走るというやりがいを実感。中学で陸上競技部に入部し、短・中距離に取り組んだ。だが、3年生で記録が伸び悩むと、受験勉強によるストレスも重なり練習に身が入らなくなった。「中学で陸上を引退する」という後ろ向きな気持ちを切り替えるきっかけをくれたのは、保土ケ谷高校への進学を勧めた両親と同校陸上競技部の顧問・竹内俊樹教諭。高校入学前の体験入部に参加し、竹内教諭から「腰の動きが柔らかいので競歩に向いている」と声を掛けられたことで、競技を続ける決心をした。「今の自分があるのは家族や先生のおかげ」と感謝の言葉を述べる。
○…普段から競歩の記録を伸ばすための生活を心掛ける。かかとから着地する競歩の動きを体に叩き込むため、日常の歩行でも実践。昼食はコンビニ弁当などを控えて栄養バランスの取れた母親の弁当を頬張り、温冷交代浴で体の疲労を取り除く。「上を目指すためには、日常生活から気を引き締めなければ」とストイックに取り組む。
○…小児ぜんそくを患い、幼少期は運動をかなり制限されたという。陸上競技と出合い、少しずつ運動に慣れていった実体験を踏まえ、「体が弱いからといって、スポーツを諦めるのはもったいない。自分の体に相談しながら、無理のない範囲で好きなスポーツを楽しんでほしい」と子どもたちにエールを送る。
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