県立保土ケ谷高校が9月14日から22日にかけて三ツ沢公園陸上競技場で開催された神奈川県高校新人陸上大会で男子総合3位(173チーム中)となった。県立校が同大会で総合3位以内に入るのは、2012年の希望ケ丘高校以来。及川集雅さん(2年)=人物風土記で紹介=、佐々木健翔さん(同)、小島平さん(同)が各種目で優勝し、チームを牽引した。
5千m競歩で大会新
及川さんは5千m競歩に出場。大会記録を10年ぶりに更新する20分49秒23を叩き出し、2位に1分以上の差をつけた。
今年のインターハイの同種目で8位入賞。しかし、「周りの様子を気にし過ぎてリズムがつかめなかった」と振り返り、課題が残るレースとなった。県新人大会では先行逃げ切りを画策。2千m地点まで全力で歩いた影響で後半はやや失速したが、作戦通りとなった。
佐々木さんは400mハードルで53秒39の自己ベストを記録。持ち味のスタートダッシュを見せて他を圧倒した。一定の間隔に並べられたミニハードルを一定のリズムで跳ぶ練習を繰り返し、正しいフォームを身に付けたことが奏功した。
小島さんは砲丸投で14m39の自己ベストを記録。砲丸が手から離れるタイミングで押し出すという感覚を大切にしたという。「優勝はあくまでも通過点」と話し、今後の意気込みを語った。
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