横浜市
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11月21日
スーパーマーケット「マルエツ」による移動販売が10月30日、狩場町第三公園で初めて実施された。同社が地域課題の解決のために社会福祉協議会・地域ケアプラザ・自治会と連携する取り組みが区内で広がっている。
日常生活で欠かすことのできない「お買物」だが、最寄りのスーパーまで坂道を上り下りしなくてはならない地域もあり、特に高齢者や乳幼児を抱える世帯には大きな課題となっている。
狩場町東部自治会(前田孝之会長)を含む保土ケ谷地区連合自治会(鈴木徳ニ会長)では、多くの住民が利用していたユーコープ永田店(南区)が今年5月に閉店したことで、地域福祉保健計画の地区別推進会議の話し合いの中で、高齢者支援の必要性が議題に上がった。その後、近隣の移動販売を見学。地域住民へのアンケートの結果、「安くて新鮮な野菜などが購入できるなら利用したい」という希望が多かったことからマルエツに相談し実現した。
マルエツの移動販売は、生鮮食品や日用品など約400品目を店舗と同じ価格で購入が可能(1品あたり11円の手数料・上限55円あり)で、現金のほかに電子マナーで支払うこともできる。保土ケ谷区内ではこれまで、川島原地区・上菅田地区・仏向地区で実施されており同公園で7カ所目。8日(金)には東伸自治会内でも始まる予定だ。
初日は43人が利用
初日となった10月30日は、販売開始前から近隣住民が行列を作った。利用者はカゴを手に持ち、野菜や肉などに手を伸ばしていた。
牛乳や卵などを購入した竹部成子さん(狩場町在住)は、「最近スーパーには友達の車に乗せてもらって行っていた。コンビニは高いので、家の近くでスーパーの店舗と同じ価格で購入できるのは助かる。今後も利用したい」と話した。
また、前田会長は「住民同士が交流を深める場にもなればと願っている。また、高齢者の見守りにもつながると思う」と述べた。
今後、同公園での移動販売は毎週水曜日(午前10時30分から11時まで)に実施される。
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