ラケットをスリッパに持ち替えて競う「全かなスリッパ卓球選手権大会」の横浜地域の予選会と頂上決戦が11月9日、和田町商店街で開催された。
スリッパ卓球大会は、商店街の活性化を目的に2015年にスタート。初開催は和田町商店街のみでの開催だったが、17年には保土ケ谷区内の全14商店街で予選を開催。18年からは市内18区に規模を広げていった。
今年は開催エリアを神奈川県内に拡大。予選会は4月の横須賀三浦地域から始まり、県西地域、県央地域、湘南地域、川崎地域で開催されてきた。最後の予選会となった和田町商店街には60人がエントリー。各予選会の代表者が集う頂上決戦の出場権をかけた戦いが繰り広げられた。
予選会終了後に行われた頂上決戦には16人が参加。2つのブロックに分かれてトーナメント方式で”頂上”を目指した。決勝戦に駒を進めたのは、県央地域の予選を勝ち抜いた高橋一成さんと、直前の予選会を通過した柏倉宏輝さん。試合が始まると、2人は手に持っているのがスリッパだということを忘れさせるほどの見事なラリーを続けた。集まった観客からは歓声が上がっていた。壮絶な打ち合いの末に頂上決戦を制したのは柏倉さん(港南区在住)。表彰式でトロフィーや表彰状を手にした柏倉さんは「我慢の卓球が続いたが優勝できて良かった。次回もぜひ参加したい」と笑顔で話した。
同大会の工藤圭亮実行委員長は「年々大会のレベルが高くなっている。今後も商店街が盛り上がることを願って、また、参加を希望する皆さんの期待に応えられるように開催を継続していきたい」と語った。
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