市立今井小学校(松永史郎校長)で11月14日、6年生を対象としたサイバー教室が行われた。県立商工高校総合ビジネス科の3年生12人が講師を務め、インターネットやSNSを悪用したサイバー犯罪に巻き込まれないよう、児童に注意を呼び掛けた。
今井小と県商工は近所同士ということもあり、地域行事などで交流を深めてきた。県商工は「地域社会を担う人材育成」などを目的に、昨年度から地域に根差したボランティア活動により一層注力。新しい取り組みを模索する中、昨今、小学生がサイバー犯罪に巻き込まれるニュースが多いことから、今井小で教室を開くことに決めた。
県警による「かながわサイバーポリスサポーター養成講座」を修了した県商工の生徒がSNS上でのトラブルや犯罪について、スライドや寸劇で紹介。言葉の意味を取り違えたことで起こったグループチャットでのいじめを防ぐためには、一人ひとりが思いやりを持ち、想像力を働かせることが大切としていた。また、児童ポルノ製造被害に遭わないよう、個人情報が特定される動画などを安易にSNSに投稿しないように呼び掛けた。
講師を務めた県商工の山城屋唯さんは「児童の表情を見ながら教えることを意識した。テンポ良く進行できた」と振り返り、手応えを感じていた。松永校長は「児童がサイバー犯罪を自分事として捉える良い機会になった」と話した。
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