県立保土ケ谷高校陸上競技部の及川集雅さん(2年)と小島平さん(同)が10月に栃木県で行われた「第28回関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会」に出場し、好成績を収めた。
及川さんは男子5千m競歩に出場。10月に国民スポーツ大会、U18陸上競技大会と連戦で疲労が溜まる中、持ち味の粘り強い歩きを見せて大会連覇を果たした。
レース前半は、小岩井龍河さん(2年・光明相模原)らの後ろにつく展開。残り1周の時点では小岩井さんがリードしていたが、及川さんが猛追し約2秒差の接戦を制した。タイムは21分23秒30で自己ベストには及ばなかったが、粘り勝ちできたことに「自信になった」と振り返った。
国民スポーツ大会で5位に入るなど、全国区の選手に成長した及川さんだが、「上半身の筋肉が弱い」と課題を分析。ダンベルトレーニングなどで腕の筋力強化に取り組んでいる。「1年生も力をつけている。うかうかしていられない」と慢心はなく、元旦競歩大会に向けて練習に励む。
小島さんは関東新人の男子砲丸投で14m23を記録し4位入賞。昨年の同大会で出した記録よりも1m以上伸ばしたが、満身創痍の状態だった。関東新人の直前に行われたU18陸上競技大会に出場後、体調不良が悪化。一度は出場辞退を考えたが、「遠征費などを出してくれている親に恩返ししたかった」と関東新人への出場を決めた。
試合前に知り合いの選手と談笑して緊張を解す選手もいるが、小島さんは「自分は和気あいあいと会話をすると闘争心が失われて力が出ない。いつも通り自分のことだけに集中した」といい、好記録を叩き出した。「インターハイで入賞」を目標に、黙々と練習に取り組んでいく。
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