保土ケ谷区内の仏向町と市沢町(旭区)にまたがる谷戸の環境保全活動を続けている「市沢・仏向の谷戸に親しむ会」(藤川信子代表)が11月30日、年内最後の活動を行った。
同会は谷戸に生息するゲンジボタルの保護に力を入れており、2011年度環境省環境保全功労者表彰を受賞している。会としては年間10回、川の清掃や水質調査、草刈りなどの活動を35年継続。ホタルが飛翔する時期(5月下旬から7月上旬)には、発生目撃数や水温の調査を行う。
30日の活動では、新設された物置内の整理と周辺の整備のほか、花壇にチューリップやアネモネなどの球根を植える作業を行った。
作業後は、会員同士で持ち寄った焼き菓子や柿などを囲みながら担当ごとに活動内容を報告した。また、会員の一人が10月に実施した植物調査の内容も発表され、人口的な区域では特にイヌタデ、コセンダングサ、セイタカアワダチソウなどが多い一方、水が多い区域ではミゾソバ、サワシロギク、ツリフネソウが見られたことが報告された。
藤川代表は「35年前は700から800匹のホタルが飛び交っていたけど今年は200匹程度だった。この貴重な自然環境を何とか維持して、次世代につなげていかないといけないという気持ちで活動している」と思いを語った。
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