川島町エリアで約300年の歴史を誇る郷土芸能「川島囃子」の普及活動に取り組む、川島囃子保存会(三村守会長)の公演が1月10日に峰岡町の青葉幼稚園(安井隆道園長)で行われた。
川島囃子は太鼓や鉦(かね)、それに唯一の旋律を奏でる笛の音色に合わせ、「おかめ」「ひょっとこ」「笑面」などが笑いを誘う動きを見せるのが特徴。元々は農業の豊作を祈念したのが起源とされているが、現在は祝宴の場で欠かせない存在として親しまれている。
同保存会は地域の伝統文化を後世に語り継ごうと、毎年1月に各地で公演を実施。青葉幼稚園では昔から行っており、川島囃子を知らない世代の園児や保護者が伝統文化に触れる貴重な機会になっている。フィナーレでは園児と教職員が獅子舞たちと共に踊り、交流を楽しんでいた。
三村会長は「園児の笑顔が見られて良かった。逆に我々が子どもたちから元気をもらった」と笑顔で話した。同園の松井晶子教諭は「園児たちは獅子舞を間近で見るという貴重な体験ができた」と感想を述べた。
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