農産物の直売「西谷朝市会」の会長で、地域活動に多彩に取り組んでいる 三村 大輔さん 川島町在住 45歳
「喜ぶ顔」を思い浮かべて
○…地域の農家で構成される「西谷朝市会」の会長に昨年就任。毎週火曜日と金曜日にJA横浜保土ケ谷支店で地場野菜の直売を取りまとめる。保土ケ谷消防団第四分団第1班の班長を務めるなど、地域活動に多彩に取り組む。「確かに忙しいけど、いろんな形で地元の役に立ちたいと思う。皆さんの喜ぶ顔を見るのがモチベーションにつながる」とほほ笑む。
○…先祖代々続く農家の家に生まれた。幼稚園児の時に虚弱体質の改善になればと始めた剣道だったが着実に実力をつけて、西谷中では団体戦で県大会に出場した。高知県の私立高に進学して寮生活を経験。厳しい規律で娯楽はなかったというが「剣道に集中することができ、自分を律する力が備わった。時間の使い方も上手になり、人間として大きく成長できたと思う。地元で高校生活を送っていれば、こうした力は身に付かなかったはず」ときっぱり。今は忙しい日々にも動じず、黙々と自らの役割を全うする。
○…21歳で就農し、父親の守さんと共に手分けして約70種類の野菜や果物を育てている。自身が栽培するぶどうは地場ワイン「開港ワイン」の原料にもなっている。余分な果粒を取り除いて果粒数を調整する摘粒作業はぶどうの見た目や味が決まる工程。手間がかかるが「『おいしい』と言ってくださる消費者の皆さんのため、100%の出来栄えでお届けしたい」と妥協はない。
○…地域の父親で構成される団体「川壱会」に所属。祭りの準備のほか、町内パトロールでまちの治安を守っている。守さんらと共に郷土芸能「川島囃子」の普及活動に注力。19歳の長男も活動に携わり、親子3世代で郷土愛を貫く。「健康第一で、今後も地元に恩返ししていきたい」
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