保土ケ谷消防署(森屋司署長)、保土ケ谷警察署(本田悦二郎署長)、相模鉄道株式会社=本社・西区=による「3機関合同災害対応訓練」が1月14日、相鉄線星川駅で行われた。
昨今、全国各地で暴漢や不審物などによる事件や事故が発生。昨年12月には神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅構内で、70代女性が女に刃物で刺された。保土ケ谷区内ではこうした事件は数年間発生していないが、万が一に備え、テロの総合的な対応と連携強化を目的に3機関での合同訓練を行う運びとなった。
訓練は星川駅構内で、不審な男が刃物で無差別に利用者を切りつけ、5人の負傷者が出たことを想定したもの。駅員から通報を受けた警察官がさすまたなどを使って犯人役の男を確保した後、消防職員が負傷者の緊急度と重症度を4段階に振り分ける「トリアージ」を実施。5人の搬送や治療の優先度を決め、負傷者をストレッチャーに乗せて改札を出てすぐの仮救護所まで運ぶところまでを行った。
森屋署長は「訓練に限らず、実際に事件が発生した時に冷静に対応できるかが重要になる。日頃から関係機関と顔の見える関係を築き、万が一に備えた体制を整えていきたい」と話した。
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|