岩井町の住民らが大規模災害への備えについて学ぶ防災教室が3月22日に市立富士見台小学校で開かれた。参加者は起震車や煙ハウスを体験したほか、保土ケ谷消防署の職員から消火器の使い方などを教わった。
防災教室は保土ケ谷区青少年指導員協議会岩井町原地区(島田学会長)と同校放課後キッズクラブの主催。毎年内容を変えながら行い、東日本大震災を知らない子どもたちの防災意識を高める機会にもなっている。
今年は岩井町原連合町内会の野口昌紀会長が参加者を同校防災拠点運営委員会の防災倉庫に案内するところから開始。野口会長は倉庫にある水や食料のほか、生活用品などを紹介した。大規模災害が発生した際に倉庫の備蓄品だけでは賄いきれないという現状を踏まえ、各家庭で長期保存水などを常備しておくように呼び掛けた。
岩井町は小高い丘の上に位置しており、災害時にいち早く水道が止まる可能性が高いことを示唆。同校にある災害時下水直結式仮設トイレや、近隣の岩井原中学校に設置されている災害用地下給水タンクについての説明などもあった。
その後、起震車や火災が発生した際に煙が充満した状況を再現した煙ハウス、消火器による放水を体験。起震車に初めて乗ったという同連合町内会こども会の明石いさ会長は「想像以上に揺れて驚いた。自宅の家具の位置を見直したいと思う」と感想を述べた。
きょうも開催
防災教室は本日27日(木)にも富士見台小で行われる。午前10時から。写真やクイズで防災についての知識を高めるほか、避難所の食事を体験する。島田会長は「『災害は忘れた頃にやってくる』という言葉がある。これまでの教訓を生かし、防災意識を高めていくことが必要」と話す。
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