神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2012年3月22日 エリアトップへ

横浜国大大学院生 自転車で大陸横断 糸を繋ぐ旅 2人で1年

社会

公開:2012年3月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
横断を達成した加藤さん(左)と田澤さん(右)=昨年7月/トルコ(加藤さん提供)
横断を達成した加藤さん(左)と田澤さん(右)=昨年7月/トルコ(加藤さん提供)

 横浜国立大学・大学院(区内常盤台)1年の加藤功甫さんと田澤儀高さんが、自転車でのユーラシア大陸横断を成し遂げた。2人は2011年4月に日本を出発。約2万キロを走破し、この程、横浜でゴールテープを切った。

 加藤さんと田澤さんは同大学のクラスメート。大学在学時から、長期休暇には国内を自転車で巡るなどしていたが「もっと多くの人に出会いたい」と大陸横断を決意。大学院に入学後休学手続きをとり、1年がかりの旅に出発した。

 2人は日本を出発後、ポルトガルに降り立ち、ヨーロッパ、中央アジア、インド、東南アジアなどを横断。今年2月、兵庫県に到着後、約1カ月かけて横浜までを走破し、3月10日、山下公園にゴールした。

 横断中はマウンテンバイクに食糧や寝袋を積んで走行。野外や簡易ホテルで宿泊をしながら計30カ国を巡った。時には、現地の人が自宅に泊めてくれることもあったという。

 カザフスタンで500キロ続く砂漠に難航した際、食糧や水を無償で提供してくれた人もおり加藤さんは「言葉も通じない僕達を無償で助けてくれる優しさにとても感動した」と話す。

被災地応援も

 また「日本と世界の子どもたちに繋がりを感じてもらいたい」との想いから、旅の途中で出会う子ども達の手で糸を繋ぐというプロジェクトを考案。これは約20センチの毛糸を1人ずつ結んでもらい、1本の長い糸を完成させるもの。言葉が通じない国でも説明できるよう、シンプルな作業を選んだという。

 1年間の旅を終え、協力した子どもは計5001人、糸は全長約1キロに達した。出発前、市内の小学校でも児童らがこの活動に協力。2人は今後、凱旋講演なども予定している。

 また出発直前に発生した東日本大震災を受け、横断中に訪問した小学校などで被災地への応援メッセージ作成を呼びかけ。約1千人がメッセージを記入した布を、4月に宮城県石巻市の小学校に届ける。

 2人は「多くの人の温かさに触れ、国や宗教で偏見を持つのではなく、自分の目で確認する大切さを学んだ」と話す。4月からは大学院に復学するが「糸をつなぐ旅はこれで終わりというわけではなく、何らかの形で続けていきたい」と意欲を見せていた。
 

糸をつなぐグルジアの子ども達
糸をつなぐグルジアの子ども達

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

創立50周年 式典で祝う

川島イーグルス

創立50周年 式典で祝う

現役選手、OB 一堂に

12月26日

RIZIN甲子園決勝へ

西谷中出身斉藤健心さん

RIZIN甲子園決勝へ

大晦日に決戦

12月19日

創立60年の節目祝う

横浜市立仏向小

創立60年の節目祝う

おめでとうの会を開催

12月19日

峯小、藤塚小で記念式典

峯小、藤塚小で記念式典

児童主体の催し盛況

12月12日

公共工事「週休2日」を推進

横浜市

公共工事「週休2日」を推進

民間への浸透も期待

12月12日

創部50周年祝い記念式典

今井少年野球部

創部50周年祝い記念式典

「良き伝統を継続したい」

12月5日

ランドマーク税理士法人

相続税申告9,000件超、相続対策、法人・個人の税務顧問で信頼の実績

https://www.landmark-tax.com/

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 6月20日0:00更新

  • 6月13日0:00更新

  • 5月16日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook