県立商工高校総合ビジネス科の3年生12人が商品開発の授業の一環としてインターネット上で出資者を集う仕組みクラウドファンディング(CF)に挑戦している。集まった資金は健康をテーマにした独自のドレッシングの開発・製造・販売にかかる費用に充当する計画。100万円を目標に31日まで協力を受け付ける。
同科では卒業後の実社会で活かせるビジネススキルを身につけるために、実践的な商品開発の授業を行っている。これまでは地元の弁当屋やホテル、大手コンビニチェーンなどと共同で商品を生み出してきた。しかし今年度はより実践的な商品開発に挑戦しようと、開発から販売に至るまで全ての段階を生徒自らが担う「自校ブランド」の創出にチャレンジすることを決めた。
初の自校ブランド商品のテーマにしたのが「食と健康」。どんな主菜のパートナーにもなり得るサラダに欠かせないドレッシングに着目した。
スパイスの専門家から講義を受けながら作った試作品の中からピーナッツオイルをベースにトマトと5種のスパイスをブレンドしたドレッシングと、アマニオイルに金ゴマと3種類のスパイスをブレンドした2作品を商品化。
「さまざまな人にとって『自分へのご褒美』となるようなドレッシングになれば」との思いから、「リワード(ご褒美)ドレッシング」と名付けられた初の県商工ブランド商品は金沢区内の液体調味料製造会社に依頼し、すでに製造が始まっている。
目標は100万円
今回のプロジェクトでは商品開発から販売までにかかる資金をCFで集めている。目標額は100万円で500円から支援を受け付ける。3千円以上の出資者には返礼品としてドレッシングなどが発送される。
授業を担当する加藤世紀教諭は「ドレッシングの販売益を次年度以降の新たな商品開発の資金にすることで、自校ブランドを生み出すサイクルを作り出せればと考えている。多くの方々にご協力いただければありがたい」と話している。
出資を希望する場合は専用のサイト(https://camp-fire.jp/projects/202686/preview?token=2fp48x1w)から。
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