第70回神奈川県中学校・高等学校新聞コンクールの中学・学校新聞の部で保土ケ谷中学校新聞部の「保中タイムズ」が最優秀賞に選出された。新聞部に属する19人が生徒会や部活動、学校行事などに加え、「新しい生活様式」の中での図書館の活用法など、社会的事象について掘り下げた「保中タイムズ」は一昨年、昨年も最優秀賞に選ばれており3年連の最高位獲得となる。
保土ケ谷中学校では65年前から学校新聞を発行している。現在は「保中の応援団」をコンセプトに生徒の活躍や学校、地域の行事、季節の話題など新聞部の部員が丁寧に取材した話題をまとめ、月に1度のペースで「保中タイムズ」として発行。全校生徒に配布している。
「事実」と「想い」伝わる工夫に評価
コロナ禍で部活動が再開されたのは7月。最優秀賞を受賞した「令和2年度第3号」では任期がわずかとなった生徒会活動を特集したほか、1年生を対象に中学校生活に関するアンケートを実施。さらに全国大会に進出した陸上競技部の活躍など、編集会議を重ね選んだネタを6ページにわたり報じた。
審査員からは「関係者へのインタビューや写真、グラフなどを交え、事実と想いが明確に伝わるよう工夫され、多彩な記事で読み手の興味を引き、分かりやすくレイアウトされた紙面構成になっている」と評価された。
19人の部員をまとめ編集長を務める伊藤美空さん(3年)は「素材を見極め、詳しく、正しく伝えることを大事にしてきた。色づかいや写真、見出しの位置などにもこだわった。自分たちのやってきたことが評価されて素直に嬉しい」と話した。また新部長となる田嶋伸成さん(2年)は「1、2年生はまだ未熟。学び合いながら成長し、生徒が面白いと思うような情報を届けていきたい」と新編集長としての意気込みを語った。
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