第40回全国中学生人権作文コンテスト横浜市大会で、保土ケ谷中学校(窪田智明校長)の太田圭胡さん(3年)が最優秀賞にあたる「横浜市長賞」を受賞した。コンテストは市人権啓発活動ネットワーク協議会と市教育委員会が主催。市内127校から5万5079編が集まり、最優秀賞に12編、優秀賞に13編が選ばれた。
太田さんは中学1年生のとき、水泳部での活動中の事故で脊髄を損傷し右手と右足に障害を負った。作文の題目は「ぼくの夢見る未来」。事故を機に考えるようになった「障害や性別に関係なくみんなが笑顔でいられる社会になってほしい」という願いと「パラリンピックに出る」という決意を作品に込めた。
「作文を書くことは苦手なので、びっくり」とはにかみながら受賞の感想を話す太田さん。事故後の思いや、また一から水泳に挑戦しようと思えたこと、パラ水泳のチームで横浜市の大会に出場した時のことなど、自身の経験を「当時の気持ちが読んだ人に伝わるように」工夫しながら、等身大の言葉で原稿用紙に綴った。11月には市役所で開催された表彰式に出席。代表して大勢の前で作文の朗読を行った。
「水泳は楽しい」
太田さんは兄と一緒に3歳で水泳をはじめた。メイン種目はバタフライと自由形だ。作文にも書いた、市の水泳大会に出場したのは今年4月のこと。現在は週に1、2回ほど新横浜まで練習に通う。「水泳は最近楽しいと思うようになってきた。記録が出たときとか、速く泳ぐにはどうすればいいか考えるのが楽しい」
なお、太田さんの作品は今後、神奈川県大会に優秀賞候補として推薦される。また、県大会で最優秀賞を受賞した作品は中央大会に推薦される。
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