神奈川県内唯一のプロオーケストラ「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」に所属する奏者ら5人が、花見台の県立保土ケ谷公園内にある「かながわアートホール」で4月25日(月)に開くコンサートの運営資金をインターネット上で協賛者を募るクラウドファンディング(CF)で集めている。支援金に応じて出演者と共演する権利やレッスン受講権、訪問演奏などの返礼を受けることができる仕組みだ。
日本とチェコスロバキア共和国が外交関係を開設し100年となった一昨年、チェコの作曲家・スメタナのピアノ三重奏曲をメインにしたコンサートが企画されていた。しかし新型コロナの感染拡大に伴い中止に。
多くの音楽家が演奏を披露する場を失う中、神奈川フィルの第1ヴァイオリン奏者・松尾茉莉さんら3人の音楽家は「コロナ禍でも生の音楽を届けたい」と昨夏、アンサンブルコンサートを開いた。
昨夏得た勇気と希望
コロナ禍での公演はこれまでとは違い、さまざまな制約があったが、ホールに収容人数の半数となる100人の観客を入れ開催したコンサートを終え「活動をさらに続けていく勇気と希望をいただいた」という。コロナ禍の影響が依然として続く中、「音楽家の使命は、いかなる状況であっても活動を絶やすことなく続けていくこと」と今回の公演開催を決めた。
訪問演奏など多彩な返礼
チケット収入だけでは採算が見込めずインターネット上で賛同者を募るCFに挑戦。支援額に応じ「訪問演奏権」や「出演者と共演権」など、さまざまな返礼が用意されている。支援金はピアノの調律やリハーサルの練習会場費などのほか、感染症対策用品の購入費などに充てるという。
今回の公演には松尾さんと共に神奈川フィルに所属する5人から成る「アール・ド・ヴィーヴル かながわ」が出演。ドヴォルザークのピアノ五重奏をメインに、前半部のピアノソロからチェロとヴァイオリンのデュオ、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロのトリオ、弦楽四重奏までを一気に堪能できる構成となる。
公演は午後2時からと7時からの2回。ホールでの鑑賞は一般2千円、学生1500円で、同ホールが常設したネット配信設備を使いライブ配信もされる。動画の視聴は無料で同ホールのWEBサイトにある「動画配信」ページから視聴することができる。
CFの返礼品の紹介など詳しくはWEBページ(「コロナ禍でも、生の音楽を届けたい!音楽活動をさらに広げ、続けていくために…」で検索または上記二次元コード読み込み)から。チケットに関する問い合わせは【携帯電話】070・8431・4758。
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