区民が主体となり地域の課題に取り組んでいる保土ケ谷区民会議が10月25日、8月に提出していた区民からの提言や要望に関する回答書を神部浩区長から受け取った。
提言・要望は地域課題を住民が話し合う「地域のつどい」で出た意見をまとめたもので、区民会議によってこれまでも年1回提出されている。
今年の地域のつどいは6月から7月にかけて地域別に6回開催され、各会場で出た意見は合計約200件。これを区民会議のメンバーが「環境」「防災」「道路・交通」「高齢者・障がい者」「その他」の5項目15件から成る提言・要望事項としてまとめた。
回答書では意見の多かったイコットハウス周辺の空き地活用について「保土ケ谷区としても課題と認識しております」と意見・要望を関係局と情報共有していく旨や、通学路改修の実施報告などが書かれている。
回答書を受け取った区民会議の小林由美子代表は「早い回答を頂き感謝します。提言・要望の作成にあたっては地域の方々に現場写真の提供などで協力頂いたので、11月11日に保土ケ谷公会堂で開催する『区民のつどい』の中でも報告します」と話した。
神部区長は「頂いた要望にはできる限り対応できるよう調整しているが、検討に時間がかかるものもあり、継続して課題感を持って進めていきたい」と述べた。
区民会議では自治会町内会などを通じ、区からの回答を地域へ伝えるという。また、保土ケ谷区役所のウェブサイトでも11月下旬以降に公開される予定。
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